5.0
10代の頃から槇村さとる作品を読んできました。年齢、仕事、環境などから漫画自体を読まなくなり、40代もギリギリ最後になってとある作品をきっかけに、またオンラインで読むようになりました。この作品はさすがとしか言いようがないです。画力、描写力、ストーリー展開で読む人を惹きつけ続ける。12年以上も前にスタートした作品なのに、全く古さを感じさせない(唯一は携帯電話がガラケーなところかな?)。作者のスタイルと軸がしっかりあるから、時間が経過してもブレない、旧さを感じさせないのだと思います。
仕事を持っていてもいなくても、未婚既婚に関わらず、人としてのコミュニケーション、どうしたら相手を気遣えるか、というより思い遣る気持ちをどうしたら伝えられるのかという点でとても刺激を受けました。セラピーに通うもあり、ハードコピーの本を読むもよし、私にはこの作品がいいきっかけになりました。また同様の作品があれば読んでみたいです。
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