よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話のレビューと感想

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  1. 評価:4.000 4.0

    by roka
    希望

    最初に白状するが、私は、現代の日本の多くの宗教に対しては、かなりの嫌悪感を抱いている。
    それは、多分に偏見に基づく。
    だから、ちょっと申し訳ないとも思う。
    けれどこの嫌悪感は、いくつかの決定的な経験と、それにまつわる私の強い怒りから、長い年月に渡って形成されたものであり、今ではほとんど生理的なレベルに達していて、もう一生変えられないと思う。

    以前、妻がこんなことを言っていた。
    「もし、宗教を強く信じる親のもとに自分が生まれていたら、と考えると、それがこの世で一番怖いことかもしれない」と。

    妻は、二つの意味で言ったのだと思う。
    ひとつは、自分の人生が、宗教によって制約・束縛される恐怖。
    これは、要するに「やりたいことがやれない」というレベルの話だ。
    もうひとつは、自分の人生の自由が、宗教によって制約されている異常(だと私は思う)さにすら気づけないかもしれない、という恐怖。
    こっちの方が、より、怖い。

    私は、妻に言った。
    もし、そういう家庭に生まれても、あなたはきっと、気づけたと思うよ、逃げ出せたと思うよ、と。
    俺もその自信あるよ、と。

    嘘ではなかった。
    でも、本当に、そうだろうか?

    この漫画の作者のような家庭に育った人間が宗教から抜け出すには、文字どおり、かなりの年月に渡る自分の人生を「無駄にする」覚悟がなければ、無理だ。
    どうであれ、それまでの人生が「間違っていた」のだ、と認めることは、決して易しくない。
    人間は誰だって、積み上げたものを否定したくない。

    だから、この漫画の作者の決断には、本当に胸が熱くなった。
    こういう種類の人生から抜け出した人の証言に、初めて出会った。
    そして、希望を抱いた。
    この世には、自分が望んだわけでもない宗教の囲いの中に生まれ、そこから抜け出せずに一生を終える人が、いくらでもいる(それが不幸であるかは難しいけれど…)。
    でも、自由の風を感じて、それに憧れて、信じて、勇気を持って踏み出す人も、きっと、いるのだ、と。
    そのことについて、作者に、ありがとう、と言いたい。
    その勇気を、意志を、そして、何よりも彼女がつかんだ自由を、私は、心の底から祝福したい。

    22人の方が「参考になった」と投票しています

  2. 評価:5.000 5.0

    私もこの宗教に振り回されました

    この作者さんはこの作品に描いた宗教の実情、そういう親の元での生活をありありと表現していると思いました。私の親もこの宗教に入信し、私自身も振り回されました。実はあのとき熱心な信者だったあの人も本当の自分のしたいこと、気持ちなど素直に表現できなくなっていたのかなと、この作品は想像させてくれます。私もこの宗教を完全に振り切ったのですが、私のきっかけは大学に興味ある学問を見つけて進学したいと宣言したときの対立かなと思う。この宗教では高等教育を推奨していなくて、大学進学は好ましくないとされていたこともあってなのだけど。これで大切な高校時代がめちゃくちゃになったと思う。最後にはある「兄弟」がうちに来て受験勉強のじゃまをしたりでさんざんだった。まあでも、この作品では扱ってなかったけど、親が入信したきっかけとかそんなところも解ればいいのだけどと思う。それはそれとしてこの宗教の問題を指摘した優れたノンフィクションだと、私は評価します。

    66人の方が「参考になった」と投票しています

  3. 評価:3.000 3.0

    虐待

    昔、クラスにこういう新興宗教の子がいたのを思い出しました。
    休みの日は朝早くから親と一緒に家々を回り、学校でレクリエーションをやっている間は何の理由からか参加出来ず、教室の隅で自習していました。
    気になって見るとやっぱり中に入りたいのか、チラチラ見ていて可哀想でした。
    大人になって自分の意思で宗教をやるなら好きにすれば良い。
    でも子供に強制させるのは違うのでは?
    いじめられるしここの親は何考えてんのかと子供ながらに思ったのを思い出しました。
    立派な虐待だと思います。
    しかし何でこんなのが無くならないのかな。
    子供が可哀想です。

    64人の方が「参考になった」と投票しています

  4. 評価:5.000 5.0

    by 匿名希望
    私も2世でした!

    広告で見つけて全部読みました。
    母親がこの宗教にドップリでした。
    はまったきっかけは詳しく聞いた訳ではないけど、母の母が生死の境をさ迷うような病になり、さらに私の父も同時期に脳腫瘍で入院、手術と重なっていた時期からの入信だったので、何かにすがりたい一心だったのかなと思っています。
    祖母は一命をとりとめ、父も良性の腫瘍だったため大事に至りませんでしたが、私が産まれたときから母はずっと信仰していて、当たり前のように私含め姉妹で集会、奉仕と参加していました。
    父は浄土真宗?なのでよく集会のたびにこんな夜に子供つれ回すな!と怒っていました。そして、私たちが成人したら離婚すると話もでてたとか...
    ちなみに鞭はゴムホースまたは物差しでしたね(笑)
    集会中に眠ったりしたら、よく外に連れ出されておしりを叩かれていたのを思い出します。
    でも子供に夜の7時から9時の時間に、難しい聖書の話を聞きながら、寝るなというほうが無理だと今は思いますけどね(笑)
    友達の親にあの子はエホバだから、怪我させたら大変だから遊ぶなと言われたと聞かされたこともあります。
    人と違うことをしないといけない、してはいけないことが多すぎるということが、すごく恥ずかしくて、今でも人に合わせて合わせてという考えが人一倍強い気がします。
    でも、中学生で違和感から集会にいかなくなり、姉と妹も行かなくなり、しばらくは母が一人で行ってましたが、そのうち行きづらくなったのか母もいかなくなりというふうに抜けました。
    母親の気持ちはまだエホバにあります。
    時折見せる信仰心に、私のせいで抜けなくてはいけなくなった母親の姿には心痛みますけどね...
    母親は小さい頃は鞭で叩かれるし、怖かったですけど、今は憑き物が取れたように優しいです。元々の教えはとにかく人に優しくというものでもあるからか...
    何があっても誰にでも優しく、私のこともいつでも信じて守ってくれる尊敬する母親で恨んでなんていません。
    でもトラウマとまではいかずとも、窮屈な幼少時代は未だに思い出します。

    長文すみません!
    漫画の内容もとても共感できたし、自分と一緒の気持ちでいる人も多いのかなと思えてうれしかったです。

    11人の方が「参考になった」と投票しています

  5. 評価:5.000 5.0

    by 匿名希望
    すぐわかりました。

    絵の服装。世の人ですぐわかりました。私も中学生まで従順に従ってきました。校歌を歌った事もなく、祭りにも参加できず、明けましておめでとうも中学生まで言えませんでした。愛の鞭と呼ばれてた躾。母から見ていけないことと感じれば、革のベルトがぶら下がってる物置の扉が開き叩かれた後はありがとうございました。と言わされてたのは今でも強く記憶に残ってます。母が普通の人なら。無宗教なら良かったのにと思いながら今は私も子育てしてます。この宗教の問題は、2世が育児をした時、この宗教から抜けていると、我が子にどう教育していいのかわからないことです。エホバとサタンの話ばかりの教育と愛情をもらった私は周りに比べて育児に苦戦してます。この漫画を書いてくれて本当に本当にありがとうございます。2世は一生苦しみ悩み、自分で考えて自立をがんばって生きてきたと思います。同じ苦しみを味わった人がいると思うと、この苦しみを苦しみと思って間違いなかったと救われた部分もあります。

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  6. 評価:5.000 5.0

    by 匿名希望
    まさにこの通り

    私も物心つくまえから、母と兄達に従って通って居ました。誕生日は未だに祝われた事はないですし、絵本を読んでもらったと言う記憶もありません。ただ子供向けの「聖書物語」と言う絵柄の古い挿絵がいっぱいの本を、凄く頻繁に読まされていました。
    「愛の鞭」と書かれた黒いベルトがいつも目のつくところに置いてあり、言うことをきかないと何度もぶたれました。明かりが一切ない蔵に一晩入れられた事もありました。それらは全部小学校に上がる前のことだったので、普通だと思っていました。
    ところが兄たちが思春期(中学生くらい?)を迎え、1人づつ宗教から離れて行くようになり、エロ本的な漫画を隠し持っていたり、その影響か私は早々に悪いことに憧れを持つようになり、小学生のうちに性のなんたるかを把握してましたし、中学生にはタバコを吸うようになり、高校生では暴走族へ。
    後々聞くと、二世(親が信者の子)で離脱する子は、不倫だったり貞操観念がおかしかったりと、普通に育っていればそんな風にならなかっただろうと思うような、人として外れていってしまう事がよくあるみたいです。それくらい小さな頃からの抑圧が凄かった。
    時代も変わり、現在の会衆の集いでは、仲の良い仲間同士でボーリングしたりカラオケ行ったりしているみたいですが、私が通っていた頃ではそんな事したら排斥されるくらいサタンの悪行でした。
    今自分が親になり、普通に育った旦那と居ると、なんて愛情が薄い環境だったかと感じます。

    著者さんのリアルな心情を、これほど明確に書いて下さってることに驚きです。本当に凄い事です。
    私ももう既に集会へ行くことはありませんが、母は現役ですし、昔から知っている兄弟姉妹達(所属する洗礼を受けた人のこと)との交流もわずかにまだあります。
    宗教は悪いとは言い切れません。だってみんないい人達ばかりです。でも理不尽が多過ぎる。未だにエホバを信じてないとも言い切れません。
    この漫画を読んで、ただただ居た堪れない気持ちになりました。

    4人の方が「参考になった」と投票しています

  7. 評価:4.000 4.0

    ツラい漫画

    子供って常にお母さんが好きでお母さんに嫌われたくないからお母さんの喜ぶ事をしようとしますよね。痛くて嫌なのに「ありがとうございました」と言って笑う作者の気持ちが切ないです。
    私は身近にこの宗教の人がいないので、逆に宗教をもつ人は比較的善良な奉仕や犠牲の気持ちの強い人達だと思っていたので、鞭で子供をぶったりするなんて信じられませんでした。ショックです。選民意識というか、自分達だけ助けて貰えると本気で信じているのが不思議です。
    いろんな意味で、衝撃でした。つらすぎ辛すぎる。

    42人の方が「参考になった」と投票しています

  8. 評価:4.000 4.0

    by 匿名希望

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    最近は、家に来るよりも、駅前で本を持って立っているのが印象的な教団。このマンガを読んで信仰は自由だと思いますがカルトはやはりダメだと、思いました。
    服にせよ、ムチにせよ、学校行事の不参加にせよ、子供自身が真に納得して率先してやっているわけではないが、べつに拒否するのを無理に強要や強制をしているわけではないところが怖い。しかも、カルトにハマっている親は、子供に良かれと思ってやっている。
    世間から見れば、「異常」なことも、うちはうち、よそはよそで、その子にとっては日常なので、面倒な宿題をやったり、嫌いな食べ物を食べるような感じで受け入れてるように見える。そして、世間と教団の常識のギャップが子供を壊すように思える。
    著者の方は脱出できてよかったですね。

    25人の方が「参考になった」と投票しています

  9. 評価:4.000 4.0

    by 匿名希望
    私も

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    同じ経験を持つものです。
    母親は作者さんのお母さん程
    ではなかったですが、両親共信じていて子どもの頃はそれが普通のことだったので何も思いませんでしたが、学校に行き始めやれないことが多いことが本当に恥ずかしく嫌でした。中学生になり好きな子ができ恋愛を知ってしまってからは、それを我慢できずそのまま宗教から離れたいと思うようになりました。最初は全て隠して付き合ったりしていたもののそれも良心が痛むし、不便なのでだんだん親を避けるように夜遅く帰ったら嘘をたくさん付きました。
    母は、とても優しく今でも親子の関係はありますが、わたしが離れてからは精神的に不安定になり、周りからの迫害や冷たい態度をされたことから集まりにはなかなか行けなくなってしまいました。それを聞いて私はとても辛かったし、信じることは自由なので母に同情もしていますがそんな態度をする周りの人がとても嫌です。結局大学まで出て、普通に仕事をし、デキ婚しました。最悪に親不孝な形で無理やり好きな人と結婚する形になってしまったけど、今とても幸せです。親も最初は傷付いたようでしたが孫も大切にしてくれますし、今は家族としてやっと本音が話せるようになりました。でも、いつか滅ぼされる日が来るのかもしれないとか、そんな夢を見たりとか。子供の頃の根強い記憶は無くなりません。

    13人の方が「参考になった」と投票しています

  10. 評価:4.000 4.0

    by 匿名希望
    私もそうでした

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    私も2世でした。
    高校生くらいの時に離れて、今は普通に結婚し子育てしています。

    読んでいて、なんだか懐かしい!あったあった!という気持ちでした(^_^;)
    うちも母親だけで、父親は信仰していなかったのでまだマシだったと思います。
    やはり両親揃っての家庭は抜け出せなさそうでした。

    この人は結構アッサリと離脱できたようですね。その辺りをもう少し詳しく描いて欲しかったです。


    たまに友達と遊ぶのも許可を貰うのにドキドキしていたし、漫画も好きだったから隠れて買っていてバレていないか毎日家に帰るのもドキドキでした。
    集会に行く所を同級生に見られたく無かったし(子供が普段しないような格好なので目立つ)、私はとにかくバレないようにしてました。

    誕生日やクリスマスなんかは、学校でコソッと友達としてました。「こういうことしてたって話さないで」って友達に頼んでいたかも。
    家では祝って貰ったことは無いです。
    自分の子供には普通にしたいと思いながらも、正直なところ祝わないことに慣れてしまい、やらなくても特に問題ないので、なんだか盛大にやるのが虚しく感じてしまうこともあります。
    こういうところに影響があるのだと思います。

    攻撃的な人はおらず、皆さん比較的穏やかな方ばかりなので事件を起こすような団体では無いのが救いかな。
    でも少し変わった感じの人が多いので、やはり色々と悩んだり困ったりした人達なのかな?とも思います。
    だから信じるのだろうなと。

    私は1度も信じたことがないまま終わりました。
    一体どうしたら心の底から信じられるのかも分かりません。昔は同じような2世の子供が沢山いましたが、最近は子連れの人を見かけなくなりました。
    母からの話を聞いていても子供の話は出てきません。
    少しずつ減っているのかな、という印象です。
    友達と付き合えない、娯楽はダメ(当時仲間でボーリングとかはしていましたが)、男女交際禁止なんて、今の時代若い人が途中から入るってかなり少ないでしょうね。

    3人の方が「参考になった」と投票しています

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