みんなのレビューと感想「まんがグリム童話 最下層遊女～陰湿いじめ・残酷折檻～」（ネタバレ非表示）

古き良き絵で古き時代を

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歴史（伝奇）モノの短編集の漫画で、四作品が収録されています。
私はこの内、二話のみ読みました。
表紙のアニメキャラ風な緑色の髪色には驚きましたが、漫画での絵柄は「古き良き少女漫画風」。

タイトルには「陰湿いじめ」・「残酷折檻」と、書かれてはいますが、いじめと折檻は、一作目の幼馴染の花魁の女同士の争い、折檻は掟を破ったとされる（←実は幼馴染の花魁にハメられた）主人公に行われた、鞭打ち、焼きごての烙印など。それ程「残酷」とは思えませんでした。
また、表紙からはエロ展開の期待をされるかも知れませんが、乳房の露出のみ。
最終的にはハメられた側が相手をハメて逆転し、幸運を掴み取ります。
ノリとしては、舞台が江戸時代の昼ドラもの…とでも。女の執念は怖いですねーと(^^;)

二作目は、生き別れた娘の事を思いつつ、現在仕えているお屋敷の「姫様」を、奇病から救う為に奔走する白拍子・岩手御前と、そのに岩手に仕える子供・楓（幼少期に両親は戦で死亡）のお話。
こちらは一転して「伝奇」「伝説」となる様な、切なく、悲しい物語です。

三・四作目も読んでみたいと思いますが、ポイントが溜まったら…で、いいかな。

愛は人を鬼に変えてしまう

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第二話の安達原の鬼婆を読みました。

安達原の伝説をベースに、年若い主人公・楓を上手に使ったストーリーになっています。

元々は善良な心の持ち主が、いかにして鬼の心を持つようになるのか。

悲しく描かれているのが印象的でした。

最後のシーンは、雨月物語の青頭巾と似ています。

戦争という恐ろしいものが人を鬼に変えてしまう理を知って、出家し尼となった主人公。

そして愛執の果てに鬼婆に身を変じた岩手御前は

悲しい宿命の後に白骨となって残ります。

しみじみと良いお話でした。

それぞれに

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楽しく読ませていただきました。イジメの話は苦手ですが歴史の絡む話は個人的に好きです。歴史の流れに翻弄されたり、また時代のうつりかわりで強くなったり女性もさまざまな生き方があり適応していくのですね。お市のお話の中の柴田勝家が汐見朝子先生のあのキャラクターに見えるのは私だけでしょうか？でもとても好感が持てます。

お話が雑かな

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うーん。。
2話まで読みました。
残虐でもないし、陰湿とは違う。。
遊郭で稼げる女郎（商品）をきっちり調べもせず仕置きしたりしないでしょ。。
あんなに大量の阿片、どうやって当時の女郎が手に入れられるの
ストーリー、女郎部屋の話じゃなかったら、ただの逆恨みのイジメもの、しかもそこの浅い、という感じかな。
無料チャージ貯まっても、続きは読みません。時間のムダ。

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昔は本当にこんな感じだったのかなぁ😰
こんな風に復讐して逆転できるのはホント少ないだろうな。
きっとはめられて泣き寝入りやそのまま命を落とした人の方が多そう…と、考えるとこの作品は凄惨でありながらもハッピーエンドなのかもしれません😣
今の平和と平等はこの時代の多くの犠牲の上に成り立った世界なのだと胸に刻んでおこうと思います。

更々読める短編集

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最初のこぶとり話→ありがち昼ドラみたい。二作目は有名な鬼女モチーフ。クビちょんぱ場面さえも、とりたてて陰湿でも残酷でもなくみえる絵柄が救いのサラサラ読める短編集を12分割しているから、、余剰ポイントがあるときにはいいかもです。

残酷すぎる

こんな目に自分があったらどうなるか想像するだけで苦しくなる。鬼は人の心の中にいる。もし、自分がこの状況になったら果たして人の心を持ち続けられるかと考えさせられる。

痛々しい

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途中から痛々しくて読めなくなりました。
理不尽の極みです。
信じていた友達に裏切られてすごく傷付いてるのに頃、プロポーズしてきた男性までもがそっぽ向くとかあり得ないです。
味方になってほしかったなぁ。

残酷な時代劇

各地に伝説となっていたり、歴史に残る話しが基になっていますが、脚色が面白く、よりドラマチックな展開になっています。でも読んでいくと、こわいなあ、と思うことが沢山ありました。

辛い

久しぶりに読み返していますが酷過ぎる。女の人を物のように扱って本当に気持ち良かったの？
一話目の主人公を陥れた女の人が怖い。そこまで人を憎めるものなのかな。しかも主人公は何も悪い事してないのに。