4.0
泣けました
自分の父と重なる部分が多々あり、最後の巻ではかなり泣けました。こんな父親なんか縁を切りたいと思うような気持ちも分かるし、こんな父親なのにやっぱり嫌いになれない気持ちも分かる。酒を飲んでそのせいで病気になったのに介護をしなければいけない事や、借金など、なんで私がやらなきゃいけないの?と思う。でもいざ死んでしまうとそんな気持ちは薄れて、酷い事を言ってごめんね、冷たい娘でごめんなさい、と思うのです。辛い話だけど、共感できるところが多く、父を思い出しました。
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自分の父と重なる部分が多々あり、最後の巻ではかなり泣けました。こんな父親なんか縁を切りたいと思うような気持ちも分かるし、こんな父親なのにやっぱり嫌いになれない気持ちも分かる。酒を飲んでそのせいで病気になったのに介護をしなければいけない事や、借金など、なんで私がやらなきゃいけないの?と思う。でもいざ死んでしまうとそんな気持ちは薄れて、酷い事を言ってごめんね、冷たい娘でごめんなさい、と思うのです。辛い話だけど、共感できるところが多く、父を思い出しました。
私の母もアルコール依存症では無いですが毒親です。子供よりパチンコばかり選ぶ親でこの作者の気持ちに共感する部分が沢山ありました。周りも誰も助けてくれず親に自分の人生も振り回されました。それでもやはり憎むことができないのです。子は親を選べないけどこの経験が今後の人生をより強くいきていける糧になると思います。主人公がこの先幸せな人生を送れることを願います。
無料お試し読みの部分だけから
いろいろ見えてくる状況がすでにありますね。
夫婦とも入信しなきゃならない、
子供が生まれれば、
自動的に入信させられ、
日本人なのに
信仰の自由がない。
父親がどの段階で
アルコール依存症になったのかはわかりませんが、
彼がアルコールに逃げ込んで逃れたかったものの一つは、
そのへんにあるかも、
何てことも想像されたりする。
アル中の父親と宗教に没頭する母親。
健気に振る舞う2人姉妹。ちっとも普通じゃない一家。
主人公の長女は次第に辛い事に対して自ら心に蓋をしてしまう。交際相手からの乱暴にも鈍感になってしまい、妹の指摘でようやく目を覚ます。
彼女には、何が幸せなのか私には分からないけれど、今まで辛かった分、幸せな人生を送って欲しいと願ってやみません。
アル中の家族の苦悩がわかりやすく描かれています。
家族という関係を改めて考えさせられる作品です。
時には愛情を求めたり、時には憎んだり、心理的にも距離的にも簡単には離れることが出来ない親子って難しいものですね。
アダルトチルドレンという言葉は元は親がアル中の機能不全家庭で育った子どもを指す言葉だったのが後に意味が広がったそうです。
私の両親はアル中ではありませんでしたが、どちらもアル中の親に育てられていて、そういった家庭で育った苦悩はよく聞きました。また、そういう家庭で育った人が子育てをする難しさを身近で感じることが多かったです。
広告に惹かれ無料分を読んでみましたが最終話まで購入してしまいました。
うちの父も酒に酔うと暴言を吐いたりしますが、たまに「家族はみんな相手にしてくれない」など寂しさを表します。普段は言えない本音なのでしょう。
作者も父ももう少しお互いの腹の中をぶちまけることはできなかったのでしょうか。心配してくれる周囲に頼ることはできなかったのでしょうか。父は、もっと家族に迷惑をかけるからという気持ちに負けず腹の中をさらけ出すことはできなかったのでしょうか。
ただただ悲しいです。本当に、ただただ悲しい。
自分の家族をもっと大切にしようと痛感しました。
作者が、ちゃんと夜眠れて、夢に出てくる父と母が笑顔になる日が来ますように。
読んでいて辛い、、、けどつい読んでしまった。
私とはまた少し違った地獄が描いてある。
沢山働いて一家の生活を支えて
長年苦渋を味わってきたので管を巻くのは仕方ないかも
しれない。感謝の気持ちもある。
でも酔っ払いは大嫌い。
毎回問題を起こさず帰るか心配し、深夜に帰りまた飲み始め大声で怒鳴り散らす姿を見るたび心が壊る。
暴れながら階段を上がる際母が付き添い
二人転げ落ちたりしないかヒヤヒヤしながら聞き耳を立てるような生活。天井がぬけるかと思う程
暴れる音にうんざりする。
もう嫌だ、ゆくゆく介護するなど耐えられない。
暴言どころか顔を蹴飛ばされたりするかもしれない。
触れたくない。
逃げるには自分が先立つしかない。
作者さんは妹がいて羨ましい。
私には海底まで私の足を引っ張って離さないような
弟しかいないから。
広告に惹かれて読んでしまいました。
内容としては重く、読んでいて苦しくなるシーンも多々ありましたが、絵がソフトなので読みやすいですね。
改めて感じたのは家族なんだからとか親なんだからとかで、感謝しなくちゃ、育ててくれたんだから、とかの絆があるからこその柵がより当事者を苦しめてることはたくさんあるなと。
誰でも親や家族に対して大なり小なり重圧や歪みはある。
近すぎる存在だからこそ苦しいって言えなくて追い詰められるんだなーと。
タイトルを見て購入しました。
物心ついた時から父子家庭・育児放棄の環境で育った私には作者の心の葛藤に共感する部分が多く、自分の生い立ちと重ねて当時の辛かった記憶が思い出されました。全力で人を愛することが出来る友人に対して、全く別の世界の人間だと思ったくらい、当時の私は作者より冷めた人間だったと思います。
特に、クズ男との別れのシーンについて、私自身全くと言っていい程同じ経験をしました。自分が固執してるのは相手ではなく、相手との関係だけ、大変共感しました。
誰しもが持ち得る心の闇を、むしろ、隠したい闇を、丁寧に描いてる良い作品だと思います。また、柔らかい画風なので、重たすぎる印象もありません。
作者が前向きに、自分の気持ちに素直に、これからの人生を歩めるよう心から願ってます。
親だからこそ心から憎むことが出来ない、でも酔っておかしくなる父が憎い…親から愛情を注がれたい作者のジレンマの描写が上手です。そしてお酒で病気になった父親と作者がぶつかりながらも向き合っていく過程で涙があふれてしまいました。作者はこの作品を書き上げた事で少しでも昇華できたらいいなぁと願います。このレビューが作者の目にとまることはないと思いますが今までの分まで幸せになって下さい。光が強いから影も濃い…これからは作者に沢山の光が降り注ぎますように。良い作品をありがとうございました。
作者さん、あなたの父親と母親はあなたを許していますよ。私には娘と息子が居ますがどんなに暴言を吐かれても何をされても子供には幸せになってもらいたいと思うのが親です。応援しています。