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専門職をお持ちの自立した女性の育児記録
どちらかというと子供は苦手なお洒落で自立した専門職をお持ちの女性の出産後の奮闘ゆえの変わりっぷりを、見栄・体裁無しにありありと描いた貴重な実録。とても面白かったです。
子供が好きではなかったというよりも、子供との接し方が気まずい=作者さんのご幼少時代は聡明さゆえに老成なさっていて、幼い同級生とあまり合わなかったため、気を遣ってしまうからなのでは?と感じました。
「鴨が葱お鍋おつゆ具材一式揃えて背負って来るような」とご家族から揶揄されるほど基礎化粧品BAさんのおすすめに弱かった作者さんの、産後の変貌たるや。オールインワンぱあん!で完結する清々しさ、服はgu、袖なんてむしろ不要。そしてまさかのスタジオアリス。
お子様という、最も大切なご存在のためにご自身をさておいて尽力なさる作者さんのいじらしさが愛しく、笑いながらもきゅんとしました。
それも、髪を振り乱して必死に頑張る!という描き方をなさってはいるものの悲惨さは漂わず、育児生活の中でご主人様、猫、亡き御母堂様とのご関係を感謝を以て温かに見つめる聡明さと、その意外な程冷静に客観するまなざしと表現の角度の面白さに、今まで結婚する気無し未婚・子無しだったわたくしも「結婚・育児、いいなあ…」と羨ましさを感じました。
ご主人様との関わりや育児参加や喧嘩(転じて話し合い)のご様子からも、程好い距離感で愛され支え合っていらっしゃる様が窺えました。
元々お美しいとのお噂の吉川先生。お一人目の出産後は女性が最も美しくなると伺います。
お化粧なんて今は不要、お洒落もまたいくらでも出来る。
お身体を大切になさって、お子様のその後や先生ご自身のメイクやお洒落などのライフスタイルを描いた続編で今後も楽しませて頂きたいです。
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