3.0
押川という違和感
精神疾患についてほとんど無知な私。なのであくまでマンガという前提ながらも、へぇ、そうなのね、と新たな知識を得たような感覚で読み始めていた。しかし、読み進めるたびに押川の偏見を帯びた台詞に違和感しかなく、しかもその押川視点が素人の私から見ても(押川、それでもプロなの?)と疑いたくなるレベル。毎話主人公をここまで放ったらかしやがって風情で周りの人を非難気味なので、(押川またかどした?そこ相手の立場に立って考えれんか)と徐々に押川を危険視せざるを得ない。毎話押川目線でヒールな立ち廻りなのが主人公の家族や担当医、それから役所の保健師、、要は押川が関わる以前から患者のケアサポートに携わってきた方々。1番落ち着いて視野を広げてほしいキャラが患者じゃなくて押川というブレ。押川の仕事或いは仕事に対する姿勢(もう後悔したくないってポテンシャルからくる患者ファースト感)がいかに立派だとしても、周りの人を非難して良いわけがない。押川の二流三流加減が作品に違和感を与えている。
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