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5.0
ラブリランが面白かったので読んでみたら、やはり期待を裏切らない作品だなぁと思いました。
官能小説に小説家人生をかけるヒロインが、かかりつけの歯科医師とアクシデントで手を負傷し、口述で歯科医師の先生にPCに打ち込んでもらいます。
歯科医師の先生はドキドキする表現のためにアドバイスをします。
その作業でヒロインは恋愛の官能的な感じに戸惑い…
その関係に歯科医師の先生の友人が絡んできて、歯科医師の先生の気持ちははどのように変わっていくのかが楽しみです。
3
5.0
純愛小説を書いていた女性が、出版社から「性愛小説」を書くように依頼される。売れなくて崖っぷちだったので、しかたなく引き受ける。引き受けた直後に腕を骨折してしまい、ケガの現場に居合わせたかかりつけの歯科医の先生に口述筆記をお願いする。彼女の口から紡ぎ出される物語を筆記しながら、先生は状況設定や描写に提案したり、質問したりしながら、彼女の物語をより魅力ある深みのあるものにしていく。彼女の才能(？)を引き出していく。やがて二人は物語を創作しながら、肉体的には実際に触れあうこともなく、特別な思いと感触を共有し深い恋に落ちていく。最初は、彼女は先生の友達を好きになり、恋だと思っていたのだけれど、やがて先生に恋しているのだと気づく。そして気づいてしまったために、後述筆記は続けられないと・・・別れることに。切なく甘美でエロティックで、新しい感覚のストーリー、独特の世界観が素敵です。
2
5.0
「ハマる男に蹴りたい女」を読んで、まだ途中ですが好みなかんじだったので、同じ作家さんのものがもっと読みたくなって、こちらを一気読み。
単に二人の男性の間で揺れるヒロインというだけでなく、経験から生まれる一文と、想像から生まれる一文の間で揺れるという面白い視点。
ハマる～にも共通しますが、登場人物が淡々としているのに熱感もあって、引き込まれます。
当て馬との濃度が高い（ヒロインが当て馬のことをちゃんと好きになってる）ので、当て馬とヒロインの幸せも、ヒーローとヒロインの幸せも、両方見たくなってしまい、複雑な気分にはなります。
でも経験も想像もどちらも必要なものですし、どちらもしっかり描いたからこそ、芯のある作品になってると思いました。
1
4.0
口述筆記って、またすごいところに目をつけたな、と。タイトルの付け方も相まって、作者さんのセンスを感じます。更にその相手がくちに関わる生業の歯科医。設定だけでも十分魅力的。
先生の淡々とした性格もいいです。無駄に迫ってくる相手より、言葉のやりとりだけでゾクゾクさせてくるほうが、ずっと艶かしい。
実際、このお話の主人公もそういう部分にのめり込んでいきますが、ただ恋愛感情だけでなく、ともにひとつの作品を作り上げているという同士的な結びつきが、より深い沼のようになり、抜け出せなくなるのかもしれません。
この独特な空気感、大人に読んで感じてほしいです。
2
4.0
変わったタイトルだなと思いつつ読み始めたら、あ〜ナルホド！と驚きの納得でした。
歯科で知らない人(歯医者さん)に口の中を観察されることに対して、こういう考え方や思いもあるんだな〜と、まるで新しいものを発見したような感覚になりました。
官能小説を異性に口述筆記してもらうなんて恥ずかしさで頭いっぱいになりそうですが、良い物にしようと指摘されて、作者本人たちが物語と重なるくらい雰囲気が作られていくところは少しこそばゆくなりました。
1
4.0
小説家や漫画家ってどうやって物語をつくるのかな？と小さい頃から思ってました。それを教えてもらったようなお話でした。（ちょっとキレイめにして）
登場人物たちのいろいろな感情が張り巡らされていて、とても引き込まれる作品でした。
創作活動ってすごいエネルギーのいることだな、と改めて感じる反面、私としては主人公にリアルを感じにくかったのが少し切なかったです。私って凡人。
自分が凡人だからなのか…主人公の考えや熱量には共感できるのですが…なんというか、行動にはリアリティを感じにくかった。作家さんの世界はそういうものなのでしょうね！でも作品としてはとても面白かったです。
0
5.0
無料分１１話まで読みました。小説家の主人公と歯科医師が口述筆記で性愛小説を創り上げるお話ですが、独特の世界観に惹き込まれます。主人公は歯科医師が好きなんでしょうね。小説の中の人物を自分達に置き換えて入り込んでいるんで、読んでドキドキしてしまいます。タイトルの『くちうつす』も口述筆記のことだけじゃないようなエロさを感じます。続きが楽しみです。
1
3.0
純愛小説で新人賞を獲ってデビューした由香ですがそれからヒット作が書けません。
手をけがしてしまったためかかりつけの歯医者さんの長谷川先生と口述筆記で官能小説を書くことに。
古い建物の長谷川先生の家のリビングで作業する２人。
ゆっくりと言葉を作る由香。
カチカチとパソコンに入力する音。
時々、長谷川先生からの指摘。
段々と高揚してくる２人の様子がエロチックでドキドキします！
1
2.0
口述筆記という「書き方」があることは知っていたけれど、実際にそれができる人は口述側も筆記側も極めて稀でしょう。由夏自身が優れた文章家である可能性がなきにしもあらずですが、やはりここは長谷川氏自身が口述筆記をする過程で、由夏に自分の文章を反映させていたと考えるのが妥当です。他の漫画にはない設定なので、そこは面白いと思ったのですが、ヒーロー、ヒロインともあまり魅力が感じられず、課金してまで読むのはなぁ…という思いです。
0
2.0
最初は主人公と歯医者さんの2人の関係性が独特の色気があって、ワクワクしながら読んでいました。先が気になって本誌も読んでいますが、なんとなく好きではない展開になって来ていて読んだのを後悔しています。歯医者さんの友達、ただの当て馬だと思っていたのにな～。恋愛経験を積み重ねそれを文章の糧にしたいと思うのは、作家の業なんですかね。
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