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死化粧師

あらすじ

「間宮心十郎、彼は魔法使い(エンバーマー)よ」--embalming エンバーミング:遺体に防腐、殺菌、修復などの処置を施し、生前の姿に近く戻す技術。日本では「遺体衛生保全」と訳される。一度、処理が施された体は、半永久的に安らかな姿を保ち続けるという。間宮心十郎。彼は日本ではまだ数少ない、エンバーマーだ・・・

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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

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    20年位前に家族を交通事故で亡くしました。本人とわからない位 損傷してしまい、こんな姿になってと母はずっと泣いてました。その後ストレスからか癌になり母も送る事になりました。
    葬儀の後でエンバーミングという技術があり、修復してもらえることを知りました。葬儀は故人の為でなく残された者の為にするのだと思いますが、普段の姿で送ってあげたかった。そうしたら母も癌にならずに生きていけたのではと今も思います。損傷した遺体だけだなく子供を亡くした母親は納得するまで抱かせてあげることで立ち直りを助けるとも聞きました。
    エンバーミングしないと臨終からすぐに細菌が増えたり遺体はどんどん痛み不潔なものなのだけれど、エンバーミングしたら 腐らないので ずっと抱いて別れの時を過ごせるのだと。
    20年位前で20〜30万位と聞き、価値からしたら安いと思ったのを覚えています。

    心十郎と両親の関係が父親が他界してから強く結ばれた感じがします。技術的なことや残された者の為にの台詞などリアルに胸に刺さる作品です。

    • 7
  2. 評価:5.000 5.0

    以前読んでた

    絵がスゴく綺麗で登場人物のファッションもパンクっぽくて個性的だから興味を持って読んでたんだけど、ストーリーはかなり勉強や取材をして作り上げたものだったからお気に入りの漫画でした。だけどなぜかその時使ってたアプリが消えてしまったから読めなくなって残念な気持ちになってました。こちらで検索したら発見したのでまたはじめから読んでます。
    時々でもいいから毎日無料の枠に入らないか少し期待してます。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    虹創作するくらいハマりましたw

    ネタバレ レビューを表示する

    絵柄はゴスロリだし、決して明るい軽やかさはないですが、だからこそ描ける世界観で、死生観について考えさせれる深い作品です
    亡くなった人と生きてる人、その二つの間にあるのが決して愛だけではないとは思います
    けれど、この世から旅立つ、その時に思う事がたくさんあるんです
    声を聞けない、目が合わない、どんなに嫌いでも好きでも、相手との未来が絶たれた時、そして自分は生きて、相手のいない未来を生きる時…様々な感情が生まれては消えて、整理しきれない気持ちがぐちゃぐちゃになる
    そんな時に相手と向き合う最後の時間を、まるで眠っているように、触れられる、過ごせる、エンバーミングという技術と考え方は、救いとなるでしょう
    人と人との関係は、単語ひとつに表されるものばかりではないと、体温のない肉体を相手にしなが、暖かい交流を描き出す作者様の手腕に感動しました
    エンバーミング11.『天に結ぶ恋』が特に好きで、虹創作で彼女と彼の日常を書き殴るくらいハマった作品です

    いろんな世代の、人との関係に悩む人に、おすすめします♡

    作者様素晴らしい作品をありがとうございました♡

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    今読んでも少しも褪せていない

    大好きな漫画でした。今は手元にないので、懐かしくて少しずつこちらで再読しています。
    一見チャラいけれど、亡くなった方の気持ちに誰よりも寄り添える心十郎がとても素敵。
    年齢が上がるにつれて身内や周囲でも亡くなる方が多くなり、今読むと昔よりさらに心に迫るものがあり、涙が出てしまいます。
    ストーリーとは関係ないのですが、ファッションのセンスも大好きでした。

    • 1
  5. 評価:3.000 3.0

    感動

    ネタバレ レビューを表示する

    長年の夢であったプリマバレリーナとなるも、オーダーしたチュチュに気を取られての事故、遺体の損傷具合は婚約者の深い悲しみになった。
    エンバーミングの処置の後、彼女は棺桶の中で美しいプリマバレリーナとなった。
    青いガーターベルトは切断された足を隠す為のものか。
    普段、デリカシーのないガサツなエンバーマーの心十郎であるがサムシングブルーを表現するとは…
    婚約者が"花嫁"にキスをする最後のシーン、泣けました。

    • 0

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