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光媒の花

あらすじ

山本周五郎賞を受賞した、道尾秀介渾身の連作群像劇を完全漫画化。儚く美しく不穏な愛に揺れる第1集! 認知症の母と暮らす男の、忘れがたい遠い夏の痛み。幼い兄妹が草叢に隠した、赤く汚れた罪。絶望から希望へとグラデーションを描く珠玉の6章のうち、第1巻には2章を収録

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みんなのレビュー

  1. 評価:4.000 4.0

    モノローグの破壊力

    原作の小説がある作品。
    小説は当たり前だけれど、「言葉」で勝負する。
    しかし漫画は「画」と「言葉」だから、言葉に頼りすぎると上手くいかない。
    というのが、小説の漫画化にあたって難しいことのひとつではないかと思う。
    その点、この漫画はなかなかバランスよくまとめてきたな、という印象を持った。

    ノスタルジックで、イノセントで、そうであるがゆえにおぞましい、というような空気感も、原作の利なのだろうが、巧みに表現されていると思った。

    「画」と「言葉」の均衡を上手に保ちつつ、ここぞという場面では、原作そのままの、パンチのある「言葉」をガツン、とぶつけてくる。
    そんなの、ずるいっちゃずるいけれど、原作を活かす、というのはつまりそういうことなのだろう。

    一話目の「隠れ鬼」のラストのモノローグの破壊力は素晴らしく、「こういう言葉に出会いたくて小説を読むんだよな」としみじみ感じた。
    思わず、未読だった原作を読んでしまったくらいである。

    by roka
    • 8
  2. 評価:3.000 3.0

    レビューをみて…

    無料分を読んで続きが気になったんで購入考えてたんですが…1話1話が高額(笑)
    うーん、とりあえず先に皆さんのレビューを見てにしよう、と。原作があると知り 小説の方を読みました。そしたら更に漫画の方も読みたくなりました(本末転倒 笑)ぐらい私は好みでした。
    絵も美しく原作を全然 台無しにしてないなって感じです。なのでハマる人はハマると思います。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    ただのエロじゃなくて。

    ネタバレ レビューを表示する

    夏の記憶に眠るサスペンス性と、女性に憧れるロマンスと、それが打ち砕かれる痛みと、エロと。。
    色んな要素が深く盛り込まれた作品です。。まだ途中までしか読み進めていませんが、かなり膨大で、読み切れるかな…という感が。
    作品の内容がとても良いだけに、もう少し読みやすくまとめてくれたら嬉しかったです。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    優しい物語

    主人公の穏やかな人柄には
    不思議な魅力があります。
    のんびりした生活感から
    癒されながら読み進めました。
    お母様の介護は大変なはずだけど、
    困った行動をしてもなんだか
    かわいらしいです。
    笑いや驚きは大きくないけど、
    好きな作品のひとつです。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    絵がお話にあっている

    無料分二話だけ読みました。道尾さんの話はデビュー作を読んであわないと感じたので、それから読んでなかったのですが、久しぶりに読んだから?絵が綺麗で作者が表現している世界にあっているからなのか、ひきこまれますね。

    これなら続きを読んでもいいかも。

    • 0

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