4.0
ツンか?Sか?柊一郎。いいえ、どっちも
パンダ先生の男性キャラクターは、実はすっごく溺愛しているのに、ツンなのかSなのかよく分からない態度をとって、ヒロインに誤解されるパターンが多いようです。
今回の柊一郎も、また然り。相手の合意も得ずに(確かにかえでは「何でもいうことを聞く」と、約束はしたが)道場で、ハジメテを奪うとは何事?実はかえで(紅葉)のことが好きで、実質婚約しているからといっても、さすがにそれはないでしょ!TL漫画じゃなかったら、犯罪です。(漫画上でも犯罪か…。)
そうは言っても、跳ねっ返りのヒロイン紅葉が、様々な難題を乗り越える度に、柊一郎への思いを深くしていく様子は必見です。柊一郎も、ヤることはヤりつつも、総じて紅葉の成長を我慢強く見守っていく態度は、さすが8歳年上!大人の男の覚悟を感じました。女性の描き分けが今一つできていないことを除けば、ストーリー的にも紆余曲折があって、楽しめます。大正時代っぽくない大正時代物語、星4で、たまにはよいのではないでしょうか。
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