みんなのレビューと感想「はじめてのひと」（ネタバレ非表示）

紫綬褒章はまだか？

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少女漫画界の巨匠、谷川史子先生の短編集。
どの話をとっても語れるが、やはり谷川節が全話炸裂している。
すげぇよ、谷川史子先生、あんた天才だよ。
まず絵が上手いよ。もう引き込まれるよ。
どこかを見つめてるアンニュイな横顔だけで引き込まれんだよ。すげぇよ。プロかよ。
不倫の話は長かったしエンジェル谷川みたいなところあったのでおいおい大丈夫か？いけるか？きったねぇドブの世界だぞと思ったらこれまたさらりふわり綺麗に着地。
天才なの？？？？？？？
やっぱり不倫してる側って理論立てても自分に美味しく考えるよね。どこかで許されるよね。みたいなね。後味悪いんだけどね。
谷川先生になると男のクズっぷりも女のエゴもね、
あれ？とんでもねー素晴らしい映画みた気分
みたいにしてくれんだ。読め。読めばわかる。
大人って生きるのが大変なのにさ、大人の楽しさとかさ、子供には分かんねー自由とかさ、外聞は悪いけど自分はこれでいいって胸張れる自信とかさ、でもどっかついてくる後ろめたさとかさ、そういうの描くのがうめーんだ。頼むから読んでくれ。そして紫綬褒章を授けてやってくれ。

おんなじ人たくさん

私も同じだったからメチャクチャ気持ちがわかります。
大切な初めてを好奇心だけで失ってしまった後悔は何年たっても消えません。
娘が出来て、なおさら強くなりました。
これ読んだお嬢さんがたにはくれぐれも…
初めてのエッチは
ほんとに大好きな人と、してほしい。
とっても大切にされて、失ってほしい。
愛されてるのを感じてほしい。
そう、思います。

ひどい

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リボン時代からこの方の作品好きでした。
今回マーガレットということで、作風もずいぶん大人に寄せてきて、共感度もあがるのでは、と思っていましたが、くみちゃん篇は、苦い恋、どころか相手がクズ過ぎて救われません、、
41にもなって愛する奥さんとまだ3つの娘がいて、25才に恋→お互い好きを確認後すぐヤルなんて、あほです
主人公のことをこれっぽっちも大事にしてません
己の下半身に忠実なだけです。
人を愛するのに理屈はないかもしれませんが、本気ならば、順番というものがあります。
両方にいい顔する男なんて、発覚後に冷めるのが常ですが、主人公は純粋な上、初めての相手なので、しがみつく。
重いとふられるわけですが、この手の子は自殺してもおかしくありません。
そうなったらどう責任とるんだ！
中年が安易に少女に手を出すな！
しれっと家庭に戻り、家族を騙す男、、
よくある組み合わせだと思いますが、最高にイライラしました、、

25話まで読んで。

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25話まで読みました。
オムニバス形式で話が進むようです、3話以降は主人公が変わります。

以下、ネタバレです。

思いがけず、不倫に足を踏み入れてしまう与(くみ)ちゃん。
相手に妻子が居ることを知らなかった頃の、ときめきでいっぱいで幸せな彼女。笑顔も幼く無邪気です。でも事実を知っていくうちに、色々な葛藤を抱えていくうちに、みるみる大人の女性の顔つきになっていきます。その描き分けと、心の葛藤の表現が見事だと思いました。
昔、不倫にはまっていく友達に、ただだだ、ダメだよ、辞めなきゃダメと説得したことがありました。でも辞められない不倫てこんなに色んな思いがあって、苦しいものなんだと…改めてとてもよく分かりました。あの頃、これを読んでいたら、もう少し寄り添った言葉がかけられていたのかもしれない。

ポイントたまったらまた読み進めます。
与ちゃんの笑顔がみられる展開になりますように…。

ありがとうございますm(_ _)m

紙で購入していないタイトルでした。

デビュー作から拝読している作者さんです。

ここ5年くらい人生の転機で、心に余裕がなくて『漫画』から離れていました。

作風は変わってしまいましたが、今でも心に響く物語ばかりです。

こちらで出会えてよかった。

ありがとうございますm(_ _)m

谷川史子最高

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むかーーーしのりぼんから大好きでした
大人っぽい画風で、気持ちを表す横顔や伏し目が素晴らしく、その高いクオリティがずーーーっと保たれたまま令和の今も新作が読めるなんて本当に本当に先生頑張っててくれてありがとうと思います
しかも、不倫の話！！
意外でした
つらい、けど、ワンコの気持ち、止められない気持ち、くるなぁ～～～
不倫は、お相手のご家族を考えるとしてはいけないことかとおもいますが、あそこまでいくともう結ばれてしまいますよね
だから、そのステージに立っちゃダメなんだなと
この場合、未婚の女性がどうしても受け身なので、男性が軽はずみに手を出してはいけないですよね
現実逃避ですよ、ただの

あー…良い。

谷川さんの作品は元々大好きなんです。
しっくり…穏やかというか緩やかに流れる時間が丁寧に描かれている所と、しっとりとした上品な大人の女性が、ガサツで大柄な私からすると憧れの女性そのもので…(*´ー｀*)
大雑把さんや、ぽっちゃりさんのお話があったりもするのに、谷川さんの手にかかるとなぜこうも可愛らしく女性らしくなるんでしょう…と改めて、憧れてしまいます。
この作品のことではなく、谷川さんに対してのレビューになってしまいました。

最後に一言。
おすすめです。

谷川さん好きな方は絶対に買いです

心の柔らかいところをきゅっと掴まれるストーリーばかり。
大人の「きゅん」がいっぱいです。
短編集だけど、ゆるーく繋がっていてそれも嬉しい。

早く続き読みたいです。

谷川さん好きな方は、買って後悔しないと思います。

やはり谷川作品は素晴らしい！

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谷川さん！青春時代に大好きでしたが、更に素敵な作品を世に放っていらっしゃっていました。嬉しくてどんどん読み進めてしまいました。
…が！4話目？41歳と25歳の… 禁断の恋(とあえて呼びます)が、しんどかった。。。　世の中の不倫って、こうやってちょっとした事がきっかけで生まれて進んで取り返しがつかなくなるんだな、見方を変えれば純愛ともとれちゃうのか… と読んでいて読むのをやめたくなり… いや、止まらなくもなりました。描写や感情がリアルで、切ない。登場人物全員を責めたいような、でも誰も悪くないような… いや、あかんな。
私は既婚者だから、奥さんや娘の立場で考えるとやっぱり、だめ。
まだ途中なんだけど、どんな結末になるのか、谷川さんの腕の見せ所なんだろうな… と楽しみに読み進めています。

大人谷川ワールド

谷川先生の作品を追っかけ続けてもう何年も経っています…
りぼん時代からするととても大人な関係や大人な視点が多いですが、根本的なところは変わってないなぁという。
柔らかいタッチの絵、少ない言葉で核心を突くセリフ。一話読み終わるごとに「がんばろ」と思えます。また、一話完結なのに、よ〜くみていくとあの話のあの人がここに！？この人とこんな関係だったの！？みたいなのがそこここに散りばめられていて、それぞれが独立したお話なのに、遠くから見ると一つの首飾りのように連なる仕組みになっていてそれも二度美味しいです。谷川作品の醍醐味です。