みんなのレビューと感想「まんが名前のない女たち―貧困AV女優編―」（ネタバレ非表示）

考えさせられる

学費が払えず、風俗でアルバイトをしながら大学に通う学生のネットニュースで見たことがあるが、ここまでの仕事をやってでも、学びたい気持ちのある人間を社会がもっとお金を使うべきだと思ってしまった。
きっとどの女優さんも少なからず何かを抱えているのではないかと考えさせられてしまった。もっと大人になった時に後悔をしないのだろうか。若さゆえに将来なにかの問題になることなど想像できないのか。それともここまで身を削ってでも仕事をしないと夢を叶えられないほどの夢とはそんなに大切なのかな。

姫川麗編の感想。相手の立場を理解出来た

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レビュー見て興味がわいたので姫川麗の話を読みました。5〜6話。

ネタバレ感想ご注意下さい。


麗はAVの撮影現場で暴言を吐き、撮影仲間の女の子になだめられます。そこで麗が過去の自分を語るところから話は始まります。

麗は中学時代荒れていました。両親は暴走族で麗はDVを受けていました。
麗はとにかく人にたてつく。暴言暴力は当たり前。ワルの彼氏が出来、性行もしましたが金欠だけはどうにもならず。カツアゲ。さらにもっと手っ取り早く援交まで。うしろめたさはありました。

麗は彼氏に憧れレディースを自ら作りますが、そこでも傍若無人。掟を破ったものには容赦なく暴行（破廉恥な暴行）。


そんなある日仲間が逃げ出し、行状がバレます。少年院送りになりました。

同じ少年院の子に麗は武勇伝を語りますが、みんなあっけらかん。覚○剤がほとんどで、それはしてない麗はみんなが大人っぽく見えたそうです。

1人真面目な37番の子が居て、37番はなんとさつじん。小6で子が産まれうるさいからチャカであやめたそうです。
37番の話は他からも聞きました。オヤジがヤ○ザで産まれた子は何とオヤジとの子だと。


麗は少年院で相手の立場を考えるようになりました。
37番が淡々としゃべってて、

初めて他人が怖いと思った。

恐怖に怯える。怖い。

相手もこんな思いをしてんのか。

ここを出たら暴力は使わない。

模範囚で1年で出所後、世の中が怖くて仕方ない。地元には帰れない。東京に出てキャバ嬢になってAVにスカウトされたそうです。

撮影仲間の女の子は言いました。「暴力からは何も生まれないよ。今の麗ちゃんといて楽しいと思うよ」


麗はとにかく今は店を持ちたい夢に向かって今は精一杯やってみようと思っています。


おわり。


感想。少年院に入って上には上がいる。初めて相手の立場を考えるようになった麗。

人生それぞれあって麗も酷い事をして来た訳ですが、立ち直ろうとしています。

私が凄いと思ったのは、自分の過去現在を嘘や上辺でなく他人に語れるようになった事。

これが中々出来ない。カッコつけたり見栄を張ったりで。

麗はもうだましたりはしないでしょう。

AV女優になる女性達

このシリーズは全部観てます。
ここに出てくる女優さんは、その背景に特別な生い立ちがあり、だからこそ原作のノンフィクション本に収録されているのだと思います。
なので、実際の女優さんが皆苦労があり、堕ちるようにAVの世界に入ったわけではないし、自ら望んでや普通の子が軽い気持ちでこの世界に入る子も多々いるのだろうとも思います。

ただやはり親からきちんとした教育を受けていなかったり、心身共に守ってもらえなかった子達が最後の拠り所・経済的にまともに暮らすための場所としてこの世界に入って行かざるを得ないのだなとも思いました。

正直、自分とは遠い世界すぎて驚きました。
AVの出演強要などが問題になってるけど、AVによって救われている人もいるんですね。
あ、漫画としてはあっさりしてます。ハラハラドキドキのストーリーを求める人には向かないかも。ただ、普通の生活をしていたらほとんど知ることのない世界が垣間見えるので、興味があれば是非。

？？？？

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姫川麗というかたがレビューでたくさんあがってましたが、それはみてません。ふたりめまでよみました。これがノンフィクションというのにびっくり、一話目はすごい考えだなということ。二話目は結局母のためといって母のためにはなってないとおもいました。

なかなか…

救われない話ばかりで、読み終わっても、何だかモヤモヤ…。
それぞれ厳しい環境で育ってきて、可哀想。
長い間蓄積された、寂しさや不安感を、屈折した愛情表現に頼ってしまう大人になってしまっています。
いつか何処かで自分も他人も幸せに出来る転換期が来ると良いですが。

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えろさをもとめて購入しましたが、AV女優になぜなったか、彼女たちの生き様がかかれていて興味深くよみました。ただお金がほしくて、だけではないものを求めていて奥が深かったです。そのような彼女たちにはいつか幸せになってほしいと思いながらよみすすめました。

考えてしまう

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最初の女性の話だけ読みました。
「夢を叶えるためにAV業界に入る」女性。
実際にたくさんいると思います。
もちろん夢はそれぞれ違うと思いますが。
強要や脅迫ではなく、
自ら目的を持って始めたことなら、
夢のために、頑張ってほしいです。

勉強になります

色んな世界がありますからね。
価値観も人それぞれたし。
こうして、知らないけれど多少なりとも興味のある話を描いてくれて それを読めるのは 嬉しいです。
話もわかりやすいです。
でも、これをみて こんな世界にデビューする人もいるのかな

自分もこうなってたかもしれない

女に生まれて、いつ貧困に陥るかビクビクしながら都会で一人過ごしていた。ブラック企業でも働いたし、風俗をするには度胸も器量もなかった。介護職でなんとか切り抜けられたけど、そこには女としてはみられない自分がいた。