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山本直樹は変態にして天才
山本直樹はエロ漫画界に純文学を持ち込んだ天才である。しかし、ロリ◯ンの変態でもある。早稲田大学教育学部を卒業したが、漫画家になって良かった。学校の先生になっていたら今頃刑務所送りになっていただろう。
ともあれ、人間の醜い内面や、綺麗事だけではすまされない人間の本来の姿を描いている。この作品を醜いと感じるのは常識的心ではあるが、これが人間の本当の姿でもあるのだ。人間は決して綺麗な生き物ではない。社会やルールがなければ、これが現実の世界となるのだ。戦争下の国ではこんなこと日常茶飯事だ。平和な国で暮らせることを感謝しなければならない。
さて、作品であるが、実は家族とは何か?親父とは何か?がテーマであり、最後まで読んで、山本直樹が何を伝えたいのか?を是非に文学的視点から感じてとってほしい。
ただ先に断っておくが、山本直樹が変態である以上、女性にには不愉快な部分も多いと思う。
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