佐伯未乘さんの投稿一覧

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作品レビュー
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1 - 8件目/全8件

  1. 評価:5.000 5.0

    誰が読んでも名作!!

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    所詮は女が読む漫画だろ、とお思いの貴方!!
    この作品はそんな甘いものではありません。

    確かにこの作品の主軸は恋愛です。
    でも、それだけじゃないんです!!
    この作品が恋愛だけの作品なら、
    互いの正体がバレた時点で終わってます。
    この作品は、正体がバレてからも長い!!

    これは政治の物語です。
    王政を廃止して、何故国の代表者を民に選ばせる政治形態になったのか。
    戦争は何故醜いのか、何故人を殺してはいけないのか。
    人とはどうあるべきなのか、
    その理由がすべてこの作品で語られています。
    それに加え、自分の運命を左右する相手は恋愛関係とは限らないということを、
    この作品で学ぶ人は多いと思います。

    そして、最重要人物の一人が、
    最後の最後で死んでしまう様が、
    何よりも衝撃的です!!
    老若男女問わず、今を生きる政治家全員にも、この作品を読んでほしいくらいです。
    この作品を、侮るなかれ!!

    • 197
  2. 評価:5.000 5.0

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    実は高校か中学の時に、
    途中で飽きたのか、当時にしてみれば過激な性描写に後ろめたくなったのか、
    読むのを止めた作品でしたが、
    今読んでみるとそれほど過激じゃないな、と思いました。
    私の感覚が狂ってるだけかもしれませんが、ね。

    悪魔もかつて天使の心を持っていたけれど、掟を破って自ら堕ちた。
    この話、どこまで本当なのかは解りませんが、
    本当にこうだったらいいのにな、と思います。
    悪魔はその殆どが怖い異形の容姿をしているのは本当でしょうね。
    ただ、天使と悪魔の解説がしてある本の中でも、
    肝心のサタンの本当の容姿は定かではありませんので、
    こんな風に美形だったらいいな、と色々夢を見させてくれる、
    非常に良い作品だと思います。

    • 4
  3. 評価:4.000 4.0

    一度読み始めれば止まらない。

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    ネットだと細かく途切れて焦らされるので、結局単行本を全巻集めて読みました。
    終焉の流れが、一回読んだだけでは解りませんでした。
    個人的には、バカ兄が案外マトモになってくれて良かったと思いますが、その転機にまさかBL的な要素が絡んでくるとは思いもよりませんでしたよ。頭が良いが故に抱え込んでしまった父親からの期待による重圧…最後は主人公側に立ってくれて良かった、本当に。

    • 3
  4. 評価:4.000 4.0

    怖く、悲しい話です。

    高校の時に連載が始まり、
    アニメ化もされて話題になりました。
    「ふしぎ遊戯」の次に描かれる作品としては、随分と笑いどころの少ないストーリーです。
    「イケメンになら何をされても許される」という読者の批評があった気がしますが、
    妥当だとは思います。
    天女の持つ物を奪って天に帰れなくする話というのは勿論作り話ですが、
    それをここまでリアルで怖く悲しい話に描き上げるのは渡瀬先生くらいですね。
    ただ、渡瀬先生からすればこの作品は「失敗作」らしいのですが、
    賞も取ってるこの作品の知名度が低いのはそのせいなのでしょうか。

    • 2
  5. 評価:4.000 4.0

    忘れたくても忘れられません。

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    「BASARA」と同じ時期に読み始めました。「BASARA」と比べると質は劣りますが、忘れられない作品です。
    他の読者さんが詳しく解説してますので少し端折ると、涙を誘う場面は大体誰かが死んでます。それ以外で泣く場面といえば、私は鬼宿が蟲毒で操られる場面しかありませんでした。
    本の世界と現実を頻繁に行き来する、と言いますが、この主人公は2回しか行き来してません。しかもそのうちの1回は青龍への願いで強制的に帰還させられましたし、その後は願い通り本の中に戻れませんでした。他の人物も理由があって本の中から出てきたのだし、そこで作品を批判するのは間違ってるのではないかと思います。
    余談ですが、個人的にトラウマになってる場面はやはり、鬼宿の家族が殺されたシーンですね。原作の二頁に渡る絵が今でも記憶にありますし、アニメでもオリジナルのシーンが挟まれるくらいに大事なシーンです。復讐の意味を考えさせられるので、ここは是非、目を背けずに読んで頂きたいと思います。太一君の言う「これまでより更に厳しく辛い道」には本当に沢山の意味が込められてることを痛感しました。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    目が放せませんね。

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    相変わらず、毎回気になる展開で話を途切らせてくれるのが凄いです。この作品を読んでいると本当に、恋って人を強くするのか弱くするのか判りませんね。
    まだ途中なのであまり多くは語りませんが、結末は国を救う代わりに巫女は玄武に食われて、七星士は死に絶え、斗宿と虚宿だけが魂魄となって現世に残り、父親が犠牲になる未来が解っている中、どんな過程でそうなるのかが非常に大事な作品ですよね。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    後半は少しグロいです。

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    高校の時に随分と長い間ハマってました。
    この作品を雑誌で知った時には既に最終回間近でした。
    単行本を揃えて、最終巻では雑誌のものに加筆修正がなされてましたが、
    個人的にはしないまま終わってた方が良かったと思います。
    どのシーンにも必ず虫が出てきますが、
    後半の口から大量の虫を吐き出すシーンはリアルで、
    少しグロいですので注意が必要じゃないかと思いました。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    それほど違和感は有りません。

    実写ドラマから入ったので、
    原作の昔ながらの描写に馴染めるかどうかが不安でしたが、
    思っていたよりは違和感が少なく、
    物語が長いおかげで少しずつ慣れました。
    絶対にバレないようにひた隠しにすればするほど、
    どこからか滲み出てしまうものですね。
    この作品で、嫉妬に狂う女性は怖いと感じました。

    • 0
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