みんなのレビューと感想「銭ゲバ」（ネタバレ非表示）

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何年もレビューをどう書こうかいつも迷い
迷っているうちに
ついに作者の方がお亡くなりになってしまいました。

ドラマよりもさらに大人の世界で沢山の
苦悩を味わう風太郎。
お金のために生きるって苦しい。
三枝子の言う愛がない生活を送り

作中どんどん重たそうな体になっていく姿が印象的でした。

絵も魅力的です。
ドラマの父親のキャラクターも
秀逸でしたが
この原作の父親は顔にもクズさ加減がたっぷりしみ出ていて味わい深いです。
そして刑事さん。
風太郎を見る目が怖いです。
とてもすっきり描かれているのに笑っていない目。上手だなぁと思います。

何度も読んでもおもしろい
素晴らしい作品です。
原稿用紙の上の幸せ切ないな…

悲しく切ない

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一見、時代背景がかなり影響しているように見えるかもしれませんが、時代に関係なく現代でも同じだと思います。

ドラマもありましたが、漫画でのラストは違います。
読む人によってはとても後味の悪い終わり方に感じるかもしれません。

“銭”にまみれ地位と名誉を手にしたとしてもそれが果たして本当の幸せか…と考えさせられる、ジョージ秋山先生が投げかける問いかけをどう受け止めるか人それぞれなのだと思います。

ごく普通の当たり前の生活を幸せと思うか…

この作品を読んで自分にとって何が幸せなのか見つけられたらそれがその人の答えになるのではないかと思います。

決して楽しいストーリーではありませんが、あえておすすめいたします。

悲しい話

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お金があれば確かにこの子のお母さんは助かったかもしれない。お母さんを助けたい一心で幼い子が必死で真面目に頑張っていたのに、ひどいいじめや差別で盗みをしたと疑われたり、悲しく可哀想すぎる。だけど、唯一、親身になってくれたお兄さんをあやめたりするは違うと思う。一人も二人も一緒だと言った言葉が恐ろしい。麻痺してくるとはこういうこと、お金を欲しいと思う気持ちはいいが、方法が悪すぎる。

涙なしに、読めない

このギャグのような絵の物語の中に、人間の醜さ、美しさ、残酷さ、悲しさ、すべてが詰まっている気がする。ラストは涙なしに読めない。学校の先生が決めたルールがあるのだが、ロールズの「公正としての正義」のように集団が選択するなら、こんなルールは多数決にならないはずなのに。人の世はなぜこうなのか？握りしめた拳に血が滲む。

タイトルと、キャラが強烈なので。

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昔から「知ってる漫画」ではありましたが。
今回、最初から見て。。。こんな内容だったのか！？と絶句。
環境のせい、とはいえ、
金の為に、最低のことをする。
見えない悪魔に心を売ってしまったような主人公。
見ていて、ハラハラドキドキします。
ということは、これはどんな人の心にもある「悪魔の話」でもある。と感じました。

ジョージ秋山の描く女が好きだ

凄まじく悲しく貧しい男の人生絵巻。口当たりの良さなどどこにもなく、全てのページから軋むような金属が擦れるような嫌な音が聞こえてきそうだ。これが生き地獄なのか。血や汗や体液をインクに混ぜて描いたような漫画だ。救いのない終幕。全てがズシンと悲しい。

ドロドロの内容たまりません！
風太郎が憎らしくもあり同情してしまうところもある！
現代じゃ描けない人間ドラマだと思います‼

ドラマは見てないが原作の絵柄を見て驚いたのと
心理描写がドストレート過ぎるのにも驚き
更には、非常に重たい人間の黒い感情を実に単純に
表現し拍子抜けするくらいストーリー展開が早い。
ドラマの役者さんの演技ではどう表現したのか
そちらの方が気になる作品でした。

面白いです。

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過去にドラマ化され漫画もヒットしたので知ってる方も多いこの漫画。大人になった今読むとまた違う感想になりますね。貧困、暴力、愛情不足で育った彼の怒り、悲しみ、欲の塊の行き着く先は虚しく悲しい。

金のためなら…

蒲郡風太郎は極貧の生活をおくっていた。彼の人生で一番大切なものは「金」！金のためなら何でも出来る。人殺しでさえも…。そんな風太郎は銭ゲバと呼ばれ財力を付けてゆく。マトモではないやり方で…。