【ネタバレあり】まんがグリム童話 吉原華の乱のレビューと感想

イヤらしさがなくて、絵も好き❗️

借金のかたに売られた女性。吉原と言うカゴの中で幾人もの男性と肌を合わせて生きていく。吉原一の花魁を目指して、復讐の為に身を捧げていく。毎回相手の男性の悩みに首を突っ込んでは痛い目にあってしまうが、そこは吉原の女性、カラダと技で解決するのがたまらなく面白い。

グリム童話？

グリム童話を遊郭でのいざこざに例えたいのはわかるけど、うーん納得いかないかな。
皿屋敷も出てきて何が何やら…それは全然グリム童話でもないし。面白かったらいいんですけど、「こういうテーマで描いて」て言われてそれっぽい話を描いたのかな？と勘繰ってしまうこじつけ感。
個人的には絵も苦手なので☆ひとつです。

短絡的

令嬢が継母の策略で花街に売られるものの、強く生きて出世する…という気概は素晴らしいものの、登場人物みんな何かというと叫び、喚き、膣になんか突っ込まれてもめげないことで「たいしたもんだよ」って。
とにかくみんなが主人公への執着がひどすぎるし、全く娼妓として成長しているように見えない。ドロドロした中にも救いになるような人間関係が見えればまだいいけどそれも今ひとつで、なにせ残虐。課金してまで読もうとは思わなかったので星はふたつで。

100話まで読んだ感想

父親亡き後、継母の策略で資産と婚約者を奪われた挙句、女郎屋に売られてしまった主人公。
継母への復讐を果たす為に吉原一の花魁になる事を決意し、苦難を乗り越えていく…筈が、全く物語が進まない。

主人公は元ご令嬢だけあって気位が高く物怖じしない性格なのだが、如何せん聡明さに欠けている為(婉曲表現)、あらゆる場面で厄介事に首を突っ込み、危機に陥り、最終的に楼主やら常連客やらに助けて貰い、一時的に反省はするが学習はせず、また別のトラブルに巻き込まれ…の繰り返しである。もうトラブルは放置して、吉原一の花魁になるという当初の目標を思い出してくれ。(因みに継母と元婚約者からの嫌がらせも継続中)。
そして、この元ご令嬢、某派出所漫画の世界からやってきたのか、やたらと頑丈な肉体の持ち主なのだ。
継母や男たちにどれだけ拷/問されても傷跡ひとつ残らず超回復する為、彼女が酷い目にあっても(どうせまた令嬢パワーで復活するんですよね)と醒めた気持ちになってしまう。全く同情出来ないのだ。

美麗な絵柄、興味をそそるテーマなのに、全く物語に没入出来ない。ここから巻き返しなるか…

プライド

お嬢様だったのに、吉原に売られた身。やけになってもおかしくないが人としてのプライドを持ち、愛する人もいる。どんな境遇でも恥ずかしくない生き方をできるかどうかで人の本当の価値がわかる気がする。

華

元令嬢の華。
ママははに吉原に売られてしまい、今の店の主人である、吉さんに助けてもらう。
毎度勝手に行動からか問題ばかり、、

強く生きる

主人公は不遇な境遇から吉原へ。そこから信念を持って頂点を目指してます。強く生きるを感じさせられます。

ストーリーのテンポが良く、なかなかいい作品です。
吉原というものは映画にもされたし実話でいくつも悲しい話がありました。
地獄でしかないのに強く生きようと必死になる女郎たちの姿、応援したくなりました。

個人的には好きです。
主人公がどんどん精神的に強く根性がついてくる様を見るとついつい応援したくなります。

ずっと続く陰湿な継母によるイジメ。
その限度も目を背けたくなるほど。
急に遊郭に売るとかいい死に方しないね。
そんな中辛くても華子は自分の居場所をつくり、逞しく生きていきます。
継母の清には絶対負けない！
中盤は華子の恋についても。