こういうふうにしか生きられない
「こういうふうにしか生きられない」ということの絶望が、古谷実という作家のテーマなのではないかと思っている。
育った環境も幼少期のトラウマも関係なくて、「決まってしまっている」ことは、あるのだ、と。
じゃあどうすればいい?
どうしようもない。
だから、絶望なのであって。
そのテーマを「こちら側」から描いたのが「ヒミズ」で、「あちら側」から描いたのが「ヒメアノ~ル」なのだと思う。
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「こういうふうにしか生きられない」ということの絶望が、古谷実という作家のテーマなのではないかと思っている。
育った環境も幼少期のトラウマも関係なくて、「決まってしまっている」ことは、あるのだ、と。
じゃあどうすればいい?
どうしようもない。
だから、絶望なのであって。
そのテーマを「こちら側」から描いたのが「ヒミズ」で、「あちら側」から描いたのが「ヒメアノ~ル」なのだと思う。
稲中卓球部……好きでした。
そんなノリでクリックしたら……
どっぷり一気読みする展開に……
複雑に絡んだ人間模様が秀逸です。
そして闇ばかりではなく
時々爆笑してしまうのセンスは、お見事です。
ラストは、賛否両論かと思います。
私は、ホッとした。
スピンオフで安藤さんのその後、知りたい。
Mとして開花して欲しい。
愛で彼女も自分のSに目覚めると思います。
ただ、感想として
もしいじめられなければ、森田は目覚めなかったのでしょうか?
サイコパスは、
病気であると思うが、やはり環境が重要と思うのです。
なので、原点回帰するならば
いじめがあってはならない。
犯罪が、いけないことであると同じ様に
いじめも、人の日常を理不尽に奪うことだと
改めて思った作品でした。
女優の石原さとみが、演伎に圧倒された俳優として森田剛、その作品を「ヒメアノ〜ル」として挙げていたことから この作品に興味を持った 映画は観ていないのでオチは不明
リアルに、こんなヤツいそうって パッとしない男が主人公だが この清掃員の裏の顔、今後の展開が楽しみだ
映画を先に見てこちらを読みましたが重いテーマのなかでクスッと笑える描写がありとても読みやすい。森田の生き方を垣間見て少し理解できたようなできないような。生まれ持った性質があっても周りの環境がもう少し良ければこうならなかったのかとも考えるけど、それはそれで森田を否定してしまうようで難しい。
5.0